ボーダーツーリズム推進協が総会(2) ウラジオストクの勧めと情報発信/記念セミナー

  • 2019年8月1日(木)

 総会後の記念セミナーでは2人が講演。旅行ジャーナリストでボーダーツーリストを名乗る中村正人さんは、ボーダーツーリズムの注目目的地として「ウラジオストク旅行の勧め」と題して話した。また、トラベルジップの大泉敏郎さんは「地域活性化のために自治体側が実施すべきこと」とし、ホームページやSNSを使った情報発信の方策を伝えた。

 「日本に一番近いヨーロッパ」。それがウラジオストクです。成田からは2時間半です。2017年8月から電子ビザの発給が始まり、ビザの取得が簡単になりました。8日間滞在できます。

 魅力を紹介しましょう。まずヨーロッパの街並み、グルメとアート、多民族の街でもあります。郊外に足を伸ばせば大自然が広がります。

 ロシア人がこの地に入植を始めたのは1860年です。ですから、この街は、ソビエト時代ではなく、それ以前の帝政ロシア時代に造られた街です。レトロな建物が並ぶアドミラーラ・フォーキナ通りは定番の観光スポットです。ロシア正教会の美しい教会、ウラジオストク駅は、シベリア鉄道の起点の駅で、1912年に開業しました。

 レストランの質も高い。ロシア料理のほか、中央アジア料理、日本海に面していることからシーフードも楽しめます。

 それから人口60万人の街にバレエ、サーカス、人形劇の劇場があるのも特徴です。なかでもサンクトペテルブルクに本拠地を置く「マリインスキー劇場」でのバレエ鑑賞がお勧めです。ロシアのアートの神髄を体験できます。劇場には日本人バレリーナも所属しています。

 日本人と言えば、100年ほど前の1919年には、ウラジオストクに約6千人の日本人が住んでいました。ロシア人が入植を開始した少し前、1855年の日露和親条約でロシア船が日本に寄港するようになると、ウラジオストクに渡る日本人も増えていったそうです。

 さらに歴史をさかのぼれば、7―10世紀にかけて、ウラジオストクは渤海国の一部でした。そして現在は中国、北朝鮮、日本とのボーダーでもあります。ボーダーを越えるとワクワクします。

 サイト検索はグーグルが72%のシェアを占めています。グーグル検索で1ページ目、つまり10位以内に入らないとホームページで情報発信する意味はありません。ですからSEO対策をするわけですが、検索されそうもないキーワードで上位表示されても、これまた意味はありません。

 私の出身会社を例にするのは気が引けますが「ANAワンダーアース」で検索すると、1位は自社広告があがってきます。でも、グーグルトレンドでANAワンダーアースをキーワードとして調べると0です。つまり、ANAワンダーアースというワードで検索する人はいないということを意味しています。

 一方で、ANAワンダーアースでは今、ウィーン少年合唱団のコンサートを旅行商品として販売しています。試しにウィーン少年合唱団コンサートで検索しても、ワンダーアースの商品は出てこない。ウィーン少年合唱団に関心のあるお客様がワンダーアースで検索するはずはないのです。会社名を広告して、商品広告をしていない。どこにコストをかけるのか考えるべきです。HPを作っても検索エンジンにヒットしなければ存在しないのと同じことですから。

 お客様目線によるマーケットインで情報発信を考えましょう。負ける勝負をしないのが観光マーケティングです。

 (前の記事)ボーダーツーリズム推進協が総会(1) 国境地域の活性に諸事業


情報提供:トラベルニュース社

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