VN、関空/ダナン線でツアー多様化に期待-ニャチャンなど検討も

  • 2018年10月30日(火)

関空/ダナン線はビジネスクラス16席、エコノミー162席のA321型機で運航 ベトナム航空(VN)は10月28日、関空/ダナン線を1日1便で開設した。同社にとってダナン線は成田線に次ぐ2路線目。関空発初便の搭乗者数は69人で搭乗率は38.2%、ダナン発初便の搭乗者数は93人で搭乗率は52.2%だった。VNによると、9月の台風21号による関空閉鎖の影響で路線のプロモーションが遅れ、特に日本発が伸び悩んだため「ある程度(人数が少ないことは)覚悟していた。秋はオフシーズンなので出だしとしては悪くない」との評価。この先の予約については、繁忙期の年末年始などが好調に推移。2月以降のハイシーズンには需要が伸びる見通しという。

 就航前に本誌のインタビューに応えた、日本地区総支配人のヴー・グェン・クォイ氏は「ダナンは美しいビーチがあり、世界中から多くの観光客が訪問している。昨年11月にはAPEC首脳会議が開催され、日本でも認知が高まっている」と分析。2014年7月から運航中の成田/ダナン線が好調に推移していることを受け、「ダナンへの需要はもっと広がる。東京の次の都市として大阪を選んだ」と話した。

 ヴー氏によると、成田/ダナン線は週5便で運航中だが、今年は2月から4月と夏のピークなどにデイリー運航し、平均搭乗率は約90%を記録。これを受けて、19年は通年でのデイリー化を予定しているという。成田線の乗客は日本人のレジャー客が中心だが、ダナンに日本のIT関連企業が進出していることなどからビジネス客もいるといい、今後のビジネス需要の取り込みにも期待を示した。

 関空/ダナン線も同じ傾向になる見通しで、ヴー氏は「レジャー客は主に旅行会社のパッケージツアーを利用している。関空線についても旅行会社に販売を協力していただきたい」と呼びかけた。

 成田線とは異なり、関空線は当初からデイリーで運航する。ヴー氏は「成田線の開設時とは異なり、日本でダナンの認知度がかなり高まってきており、臆せず当初からデイリー運航できると考えた。旅行会社にとってもデイリーのほうが商品造成をしやすいというメリットがある」と説明。搭乗率は当初は70%をめざし、徐々に高めていく考えだ。

 なお、9月の台風21号による関空の閉鎖については、往復30便を運休したが中部線の大型化や成田への振替で旅客に対応したことを説明。関空の復旧は順調で、需要も回復傾向にあることから、予定通りダナン線を就航したという。

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