日本航空、仏ビジネスジェットと提携、パリ以遠でチャーター

  • 2017年4月18日(火)

(左から)DFSの親会社であるダッソー・アビエーション社のシニアバイスプレジデントのオリバー・ヴィラ氏、JL代表取締役社長の植木氏  日本航空(JL)は4月18日、このほどフランスでビジネスジェットを運航するダッソーファルコンサービス社(DFS)と業務提携し、JLの成田、羽田/パリ線と、DFSによる欧州やアフリカなどへのチャーターサービスを組み合わせた「JAL FALCONビジネスジェットサービス」を開始すると発表した。JLとビジネスジェット運航会社の提携はこれが初めて。JLの上級クラスを利用するビジネスマンを主なターゲットとし、1ヶ月につき1件、年間運航時間は50時間をめざす。5月1日から販売を開始する。

 同日に開催した記者会見で、JL代表取締役社長の植木義晴氏は「JLの最高のサービスを、DFS社のビジネスジェットサービスと組み合わせることで、お客様のニーズに合わせた移動が可能になる」とアピール。自身のビジネスジェット利用経験なども踏まえて「時間を最大限有効に使いたいビジネスのお客様には有効なサービス」と強調した。まずはパリ線と組み合わせての利用に限定し、需要次第で対象となる路線や地域を増やす考えを示した。

植木氏  同サービスの利用者はJL便でシャルル・ド・ゴール空港に到着後、JLの現地スタッフの案内により、優先レーンで入国審査などを受ける。その後は専用の送迎車で空港から4キロメートル離れたビジネスジェット専用のル・ブルジェ空港に移動し、出国審査やセキュリティチェックののち、ビジネスジェット機に搭乗。各空港ではラウンジを利用できる。現地でのホテルやガイド、通訳などの手配はジャルパックが担当する。

 サービスの販促はジャルセールスが担当。同社本店国際旅客販売推進本部で国際業務グループアシスタントマネージャーを務める阿部元久氏は、ビジネスジェットを利用するメリットとして、乗継時間などを短縮できること、旅程にあわせた最適な航路を選べること、プライバシーを保てること、テロなどに遭遇する可能性が低いことなどを挙げた。

ジャルセールスの阿部氏  阿部氏によれば、JLを含む航空会社のファーストクラスとビジネスクラスを利用して、日本から欧州や中東、アフリカを訪問する旅行者は年間約80万人。このうち30万人は日本からの直行便がない地点を最終目的地としているという。同氏は詳細な人数については不明ながらも、30万人のなかにビジネスジェットを利用した旅行者が確実にいたことを伝えた上で、「市場規模は不明だが、今回のサービスをトライアルとして拡大につなげていきたい」と意欲を述べた。

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