ツーリズムEXPO2016、18万人の来場目標-フォーラム強化

  • 2016年5月25日(水)

(左から)JATA会長の田川博己氏、日観振理事長の見並陽一氏  日本旅行業協会(JATA)と日本観光振興協会(日観振)は9月22日から25日まで、3回目となる「ツーリズムEXPOジャパン2016」を東京ビッグサイトとベルサール東京日本橋などで開催する。テーマは「旅は変える。人生を。世界を。」で、今年はシンポジウムやフォーラムを2日間にわたって実施。展示会は東京ビッグサイトの東1ホールから6ホールを利用する。参加国・地域は昨年並の150程度を予想。すでに1160超の企業・団体が申し込みを完了しており、現時点の出展コマ数は1550コマ。来場者数は過去最高の18万5000人をめざす。

 5月25日に開催した記者会見で、ツーリズムEXPOジャパン実行委員会委員長を務めるJATA会長の田川博己氏は、「今年はツーリズムEXPOジャパンの事業設計の節目の3年目」とした上で、リオデジャネイロ五輪の開催で、20年の五輪開催地である東京に本格的に注目が集まる意義深い年であることを強調。「海外、国内、訪日の三位一体型のイベントの完成形をめざしたい」と意欲を語った。

JATA会長の田川博己氏  同氏は、政府が3月30日に策定した「明日の日本を支える観光ビジョン」において、年間訪日外国人旅行者数の目標として20年に4000万人、30年に6000万人が掲げられていることを改めて説明。「ツーリズムEXPOジャパンを『観光立国』から『観光大国』になるファーストステージとして、官民の連携を強化して計画を進めていきたい」と語った。

 17年以降については、20年まで2年ごとに事業内容を設定。17年と18年は「さらなるジャンプアップの年」と位置づけ、他業界との連携を視野に事業を展開していく方針。海外の旅行見本市・商談会イベントでは商談会が重要視されることから、ツーリズムEXPOジャパンでも商談会を強化していく考えだ。また、同委員会副委員長で日観振理事長の見並陽一氏は、日本におけるDMO形成の重要性を強調し、「(出展者には)ツーリズムEXPOジャパンの舞台をDMO形成のためのステップにしてもらいたい」と語った。なお、東京五輪の開催で東京ビッグサイトが利用できない19年以降については、地方での開催も検討していく。


▽フォーラムにUNWTOのリファイ氏参加、テーマ別セミナーも

日観振理事長の見並陽一氏  ツーリズムEXPOジャパンでは、22日に国連世界観光機関(UNWTO)と連動した国際会議「ツーリズムEXPOジャパンフォーラム」を実施。今までは「国際観光フォーラム」としていたが、イベント名を冠した名称に変更し、「ツーリズムにおけるさまざまな視点を整理し、よりテーマと内容にこだわって質を高めた」(田川氏)という。

 同フォーラムでは、完全招待制の「グローバル観光フォーラム」を開催する。「輝き続ける日本、そして世界-インバウンド4000万人時代の交流大国を目指して」をテーマに、UNWTO事務局長のタレブ・リファイ氏と、世界旅行観光協議会(WTTC)理事長のデイビッド・スコースィル氏が基調講演を実施。シンポジウムもおこなう。

 「第2回アジア・ツーリズム・リーダーズ・フォーラム」では、3ヶ年のテーマとして「サステイナブル・ツーリズム・ディベロップメント ~アジアが世界をリードする~」を設定。今年は「MICE&Sports」をテーマに議論する。このほか、海外、国内、訪日旅行それぞれに関するシンポジウムや、ツーリズム業界従事者向けのセミナー、産学連携やフランスの観光振興をてーまにしたセミナー、WTTCのネットワーキングレセプションなども開催する。

 22日の夜には、業界関係者や一般消費者を対象にしたイベント「JAPAN NIGHT」を都内で開催。ベルサール東京日本橋内で観光関係者を対象にレセプションをおこなうとともに、日本橋で消費者向けの屋外イベントを実施する。このほか、顕彰事業として「ジャパン・ツーリズム・アワード」も引き続き実施する。


次ページ>>▽海外展示は「海外旅行復活の年」、東北・九州復興に向けた取り組みも

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