ジェットスターJ、増資で成長戦略積極化、冬は1日最大108便に

  • 2014年12月3日

A320型機(クリックで機材フォトニュースに移動) ジェットスター・ジャパン(GK)は12月3日、「冬季-春季に向けた事業戦略発表会」を開催し、GK代表取締役社長の鈴木みゆき氏が現在の業績や今後の方向性を説明した。

 GKでは2014年6月期に最終損益で110億円の赤字を計上。11月28日にはカンタス航空(QF)及び日本航空(JL)から70億円の増資を受けたところで、さらに必要に応じて追加40億円も投入されることになっている。

 これについて鈴木氏は、「長期に渡る支援の意思の表れ、成長への期待と受け止めている」と語り、「大切な資金により財務基盤の強化をはかるとともに成長戦略を積極的に推し進めていく。2年以内の黒字化をめざす」と強調した。現況としては、関空に整備基地を開設し大幅な増便が可能となったこともあって、収益が回復基調にあるという。

 事業規模は順調に拡大しており、12月中に20機目の機材を受納し、国内LCCでは初めて20機に到達。それにより1日あたりの便数は前年の1.5倍となる最大108便に増加する予定だ。また、搭乗客数も同じく12月中に700万人を超える見込みで、こちらも就航からの期間が2年5ヶ月と国内LCCの中では最速という。

 冬ダイヤ中の戦略では、QFとのコードシェアも2015年1月15日搭乗分から開始。コードシェアはすでにJL、アメリカン航空(AA)と実施しており、QFの追加で更なる増収に期待する。また、運賃改定も実施し、一部路線で最安運賃を最大20%引き下げるほか、上位クラスもほぼ全路線で値下げする。

 一方、手荷物規則の変更では、機内持ち込み手荷物の重量制限を、12月3日以降の予約で2月1日以降の搭乗分について引き下げ。現在は10キログラムだが7キログラムとする。これについて鈴木氏は、機内混雑を緩和して定時運航率を高め、満足度の向上をねらうものと説明した。

 このほか、国際線にも初進出。2月28日から関空/香港線に就航し、週3便で運航する計画だ。この就航に合わせてブランドアンバサダーの桐谷美玲さんによるテレビCM3種類を撮影。香港線に焦点を当てた1種類は関西地域、運賃の安さやコンビニエンスストアで購入できる手軽さを訴える2種類は関東と関西地域で放映する。

 加えて、航空券の購入時に使用可能なギフトバウチャーの販売も計画。値段は5000円から5万円まで5段階で、デザインも5種類を用意し、250文字以内のメッセージも添えられるようにする。

 なお、来夏ダイヤの4月からは成田空港で供用が開始される第3ターミナルに移行。制限エリア内にジェットスターショップを設け、オリジナルグッズや土産物、飲料、菓子、雑貨などを販売する。第3ターミナルは、ジェットスター航空(JQ)も利用を検討しており、実現すれば乗り継ぎ時の利便性が高まることとなる。