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フォトニュース:香港の現在、観光への影響見られず【速報】

  • 2014年12月2日
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 香港政府観光局(HKTB)とキャセイパシフィック航空(CX)は11月27日から30日にかけてFAMツアーを実施した。学生のデモによる混乱が大きな注目を集めている中で、ツアーには関西、中部、福岡の旅行会社から37名が参加。観光地の現状を視察した。

 出発前日に旺角での道路占拠が強制排除され、帰国当日の夜からは金鐘(アドミラルティ)でデモ隊と警察による衝突が続いていると報じられるなど事態は流動的であるものの、FAMツアーの旅程についてデモによる影響を感じる機会は皆無。出発前には周囲から心配されたという参加者も、視察を通して旅行・観光は問題なく可能との認識を得たと一様にコメントしていた。

 当然、今後の成り行きは注視しなければならず、旅行者の安全を脅かすようなことはあってはならない。また、中国と香港の政治的関係の変化が今後の旅行業に与える影響を考えれば、デモそのものについてもより慎重に考察することが求められる。

 しかし、報道がさらに加熱しあたかも香港全土が危険な状態であるかのような印象が広がる可能性もある中で、現地の最新情報を多様なチャンネルから収集し、その実際を冷静に見つめて顧客に伝えることは旅行業界にとっての責務だ。

 この視点から、まずは速報としてFAMツアーで撮影してきた写真をまとめ、それらを通して現地の状況を紹介する。

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取材協力:香港政府観光局(HKTB)、キャセイパシフィック航空(CX)