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台湾・台北、台北第一の名刹「龍山寺」でのお参りの流れについて

  • 2012年6月10日

 台北第一の名刹「龍山寺」は、台湾で最も古いとても有名なお寺です。観光客のみならず、地元の人々も熱心に参拝に訪れています。

 今回は、この龍山寺の正しいお参りの流れについてご紹介いたします。

 1) 龍山寺に入る際は、向かって右側の入口から、敷居を踏まないように左足から入りましょう
2) お寺に入ったらまず、お線香とろうそく2本を購入します。

 お線香は7本入り。お供えする場所が7ヵ所ありますので、それぞれ1本ずつお供えします。

 まずはろうそくに火をつけ、右側、左側、両方の燭台にお供えします。

 そしてお線香に火をつけ、三川殿(お経を読んでいるところの後ろから)に3回礼拝をします。

 このとき、お願い事と一緒に自分の名前や年齢・住所を伝えましょう。

 3) 次にお線香を持って、
 観音爐 → 天公爐 → 文昌爐 → 水仙爐 → 媽祖爐 → 註生爐 → 關帝爐
 の順にお参りをしていきます。

 4) お線香をそれぞれ1本ずつ供えたら、それぞれの場所で3回礼拝をします。

 これが基本のお参りです。

 なお龍山寺には、恋の神様「月下老人」もおります。

 恋のお願いごとをしたい場合は「月老廰」にお賽銭を入れ、お願いしましょう。

 このときも上記2)同様、自分の名前、年齢、住所を伝えるのをお忘れなく。

 そしてここでは、「運命の赤い糸」をお守りとしていただくことができるのです。

 但しこの「赤い糸」をもらうには、予めお伺いをたてる必要があります。そのお伺いをたてる際に使うのは、台湾で有名な赤い三日月の形をした木のかけらです。

 木のかけらを床に落とし、表と裏が出れば「赤い糸をもらってもよい」という神様のお許しといわれています。しかし、表と表、裏と裏が出てしまった場合は、お許しが出ていないという意味。この赤い糸をもらうためのお伺いは、3回まで続けることができますが、3回やってもお許しが出なかった場合は「今はそのタイミングではありません」という意味だといわれています。

 中にはどうしてもあきらめきれず、お許し(表と裏)が出るまで続ける方もいるようですが、たとえお許しが出たとしても「その道のりは、とても険しい」という意味をあらわしているとのことです。

 晴れてお許しが出たら、月老廟の中にある箱から、縁結びの赤い糸が入った袋を一つ取ります。これをお線香を供えるところでぐるぐると3回まわした後、肌身離さず持っていると良縁のチャンスが到来するといわれています。

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