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ユナイテッド、ANA共同事業をアジア地域に拡大-B787は年内5機

  • 2012年4月26日

▽12年新路線は未定-B787の日本路線投入の可能性は

 2012年の路線展開についてミュラー氏は、燃油費の高騰もあり現時点では特に計画はないと説明。その上で、日本市場については現在の路線網と運航スケジュールを維持しつつ、「チャーター、定期便を含めて、常に可能性は検討していく」とした。

 年末に5機を受領予定のボーイングB787型機の利用路線については、「新路線への就航は一般的に、旅行需要のピークを見越して春にする」とし、納入の時期によって日本路線への投入を含めて様々な可能性があると語った。日本路線については、日本航空(JL)とアメリカン航空(AA)の共同事業との差別化策で「UAとNHの双方がB787型機を投入できるのは、我々のユニークな強み」であるとも語っている。

 なお、機材のプロダクトとサービス関連では、ワイドボディ機材のプレミアムクラスへのフルフラットシートの導入が「完了に近づいている」ところ。また、今夏の終わり頃から、全機材に無線LANの機器を順次搭載していく計画。ボーイングB747型機から導入するといい、「年内には搭載済みの機材の一部が日本に来るはず」との見込みだ。

 このほか、機内食やアメニティなどサービス面では、6月1日から太平洋路線でユナイテッド航空(UA)とコンチネンタル航空(CO)のサービスを統合した新サービスを提供する予定だ。


▽ミュラー氏、大西洋地区も担当に

 ミュラー氏は4月付で、現職のアジア太平洋・大西洋地区営業担当副社長に就任した。従来はアジア太平洋地域のみを担当していたが、欧州、中東、アフリカ、インド地域も統括する。