NHとエアアジアがLCC「エアアジア・ジャパン」を設立、成田拠点に来夏就航へ

  • 2011年7月21日

 全日空(NH)とエアアジア(AK)は成田を拠点とする格安航空会社(LCC)を設立する。2011年8月をめどに共同出資会社「エアアジア・ジャパン」を設立し、2012年8月の国内線、国際線就航をめざす。成田空港の発着容量の拡大にあわせてLCCや外国航空会社の新規参入が予想される中、NHでは新たなLCCビジネスについて検討。また、AKではASEAN諸国や東アジア地域の都市間アクセスの向上にむけて日本市場でのパートーナーを探していたところだった。こうした目的が合致し、今回の新LCC会社設立に至った。

 エアアジア・ジャパンは、AKのLCC事業のビジネスモデルを導入しAKブランドのサービスを展開しながら、低価格のフライトの実現と新規需要の開拓をはかる。今後、2011年8月の会社設立後は9月から10月にかけて事業許可を申請し、関係当局の許可を前提とし、2012年8月の就航開始を予定している。

 なお、出資比率はNHが67%、AKが33%で、資本金は50億円の予定だ。