JTB、人材派遣に勝算-ソリューション事業はブルーオーシャン

  • 2020年1月28日(火)

終了後の記念撮影  JTBと人材派遣業などを展開するワールドホールディングスは1月28日、両社の子会社が昨年4月に設立したJWソリューションの今後の事業方針に関する記者説明会を開催した。JWソリューションは昨年4月にJTBコミュニケーションデザインが19.8%、ワールドスタッフィングが80.2%を出資して設立した宿泊施設特化型の人材サービス会社。新たにJTBとワールドホールディングスも出資することで、JTBは本格的に「ツーリズム業界の人財ビジネス」に参入する。概要については1月15日に発表していた(関連記事)

 新たな出資によりJWソリューションの資本金は5000万円から4億円へと大きく増加し、資本比率はJTB側が4割、ワールド側が6割となる。今後は大幅に事業を拡大する方針で、給与水準の低さなどにより離職率が高いツーリズム業界において、顧客の対象を国内の宿泊施設からツーリズム関連事業者全般に拡げる。日本人の高度接客人材に加えて外国人の人材も紹介し、職種は営繕や料飲、バックヤード、エンタメ、清掃などに拡げる。

 発表会見ではJTB代表取締役社長執行役員の高橋広行氏(高ははしご高)、ワールドホールディングス代表取締役会長兼社長の伊井田栄吉氏、JWソリューション代表取締役社長の本多信二氏が登壇。本多氏はJWソリューションが昨夏から本格的に事業を開始し、現在は約30人の人材を宿泊施設に派遣していることについて説明した上で、2025年までの売上高の目標として、ターゲットとする約1900億円規模の市場の約5%にあたる100億円以上をめざす考えを示した。

 そのほか25年までの目標として、人材の確保については供給元となるパートナー企業を現在の3社から70社程度にまで増やしてコンソーシアム化し、JWソリューションが接客ノウハウなどを提供する。拠点は東京1拠点から全国8拠点に増やし、まずは20年中に大阪に新たな拠点を開設。事業の拡大にあたりJTBは営業リソースやブランド力などを、ワールドホールディングスは人材派遣業のノウハウなどを、JWソリューションに提供する。

高橋氏  高橋氏は、JTBが近年、従来の旅行業モデルに代わるソリューションビジネスへの転換を「第三の創業」と位置づけて事業領域を拡大していることを改めて説明。昨年12月のJTBベネフィットによる人材育成サービス「flappi」の発表会見(関連記事)や、「2020年新春経営講演会」と同様に、「旅行は『目的』ではなくソリューションの『手段』と位置づける」と強調した。

 あわせて「“ソリューション”のマーケットは無限にある。旅行業をレッドオーシャンとすれば、ソリューション事業は完全にブルーオーシャン」と明言。「我々ができる、またはやるべき、あらゆるソリューションにしっかりと関わっていく」と述べ、改めて今後のグループの方向性を示した。

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