ANAとJAL、お盆の国際線旅客は0.2%の微増、利用率0.4pt減

  • 2019年8月19日

  全日空(NH)と日本航空(JL)が8月19日に発表したお盆期間(8月9日~18日)の国際線利用実績によると、2社合計の旅客数は台風の影響があったものの、前年比0.2%増の60万9279人とわずかに増加した。座席数は0.6%増の67万4414席で、利用率は0.4ポイント減の90.3%だった。

 NHは旅客数が前年並みの32万4077人、座席数が0.5%増の36万9099席で、利用率は0.5ポイント減の87.8%。JLは旅客数が0.4%増の28万5202人、座席数が0.8%増の30万5315席で、利用率は0.4ポイント減の93.4%だった。座席数と旅客数はNHがJLを上回り、利用率はJLが上回った。

 NHの方面別で最も旅客数が多かった方面は「アジア・オセアニア」で0.9%減の13万5671人。最も伸び率が高かったのは「ハワイ」で55.0%増の2万1744人だった。利用率が最も高かったのも「ハワイ」で0.1ポイント増の95.1%。利用率の伸び率の1位は「北米」で2.7ポイント増の89.6%だった。

 JLの方面別旅客数とその伸び率の1位はともに「北米」で、13.4%増の4万7338人。利用率は韓国を除いて全方面が90%台を記録し、利用率とその伸び率が最も高かった「台湾」は4.9ポイント増の96.4%となった。最も落ち込んだのは日本との関係悪化が懸念されている「韓国」で、7.7ポイント減の86.3%だった。

 両社が8月4日に発表した予約状況からの増減は以下の通り。