7月倒産、宿泊業は9件16.7億円、過去20年で最少ペースか

  • 2019年8月8日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、2019年7月の宿泊業の倒産件数は前年比1件減の9件となった。負債総額は84.51%減の16億6800万円と大きく減少した。件数が前年を下回るのは5ヶ月連続で、負債総額がマイナスとなるのは3ヶ月連続。7月は前年に負債総額10億円以上の倒産が2件発生しており、その反動があったという。地区別では東北と吸収がそれぞれ2件となったほか、関東、中部、北陸、近畿、四国も各1件ずつであった。

 なお、1月からの累計件数は39件で、このまま行けば過去20年で過去最少であった通年78件(2017年と2018年)を下回る可能性もある。