トップインタビュー: DeNAトラベル代表取締役社長の大見周平氏

ウェブ企業の強みを生かしてユーザーを「ファン化」
主力の航空券販売を強化、新技術を積極的に活用

  • 2018年1月31日(水)

 昨年9月、弱冠29歳でDeNAトラベルの代表取締役社長に就任した大見周平氏。2012年に新卒でディー・エヌ・エー(DeNA)に入社後、これまでには韓国でゲーム事業などに携わり、カーシェアサービス「Anyca(エニカ)」の立ち上げ責任者も務めたが、旅行業に携わるのは初めて。国内外のOTAの勢いが増し、リアルエージェントもオンライン化を急速に進めるなか、旅行業界の「第3の軸」として存在感を示そうとしているDeNAトラベルをどのように率いていくのか。同社の強みや今後の方針についてお話を伺った。


-就任されてからの4ヶ月を振り返って所感をお聞かせください

大見周平氏(以下敬称略) 大変だったことが大きく分けて2つある。ひとつは、旅行事業や市場の特性をまったく知らなかったので、それをキャッチアップしていくこと。まずは最初の1ヶ月で業界の輪郭をつかむことに集中した。

 知れば知るほど、eコマースの他の商品とは異なり、旅行には3次元的な感覚がある。方面、飛行機、ホテルなど旅行を構成するパーツだけでなく、出発と帰国といった時間の感覚があり、ユーザーにも複数のペルソナがあるので、市場分析に苦労している。商品の物流が含まれないので、情報産業として発展しやすい業界だろう。eコマースのなかでもIT化が最も進んでいるジャンルだと感じている。

 もうひとつは、社長としての職責。このような大きな組織のトップに立ったことはなかったので、人間関係、組織マネジメントは手探りで考えながら、日々チャレンジし、個人としても成長できた。今後、旅行会社として戦うための大まかな道筋について、社内でコンセンサスを取りながら、推進態勢を作り出すところまでは来ていると思う。


-現在の旅行業界をどのように捉えていますか

大見 17年は旅行業界、特にOTAにとって市場環境が激変したと思う。国内では主に国内航空券の取り扱いを重視しているOTA、たとえばアドベンチャーやエボラブルアジアなどが伸び、店舗を持つリアルエージェントがメタサーチと組むなど、オンライン化もずいぶんと進んできた。

海外勢については、中国のCtripの動きに注目している。現在はTwitterの広告などで若者向けのアプローチをしているが、18年以降はマス広告を打つ可能性があると思う。また、これまではインバウンド中心だったが、アウトバウンドでも本腰を入れてくるだろう。スマートフォンのアプリでPCのユーザーを奪っているところも注目している。

 DeNAトラベルで最も取扱額が大きいのは、アウトバウンドの航空券とツアーの販売。次にインバウンドを含めたグローバル事業、国内旅行事業と続く。いずれも昨年は、それ以前の成長と同様に2桁の伸びとなった。粗利は競合他社とのシェア争いやメタサーチの成長のなかで、従来のビジネスモデルでは伸びしろは大きくないという印象だ。

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