台湾旅行の費用を徹底調査!2024年最新版の予算とお得な予約方法を解説
台湾旅行の相場は?
台湾旅行のトータル費用は、2泊3日の旅程で60,000円程度、3泊4日で80,000円程度が相場です。旅行代金と現地でかかる食費や観光費、お土産代を含めた目安なので、予算を決める際の参考にしてみてください。
旅行日数については、3泊4日以上がおすすめです。日本から台湾へのフライト時間は片道約4時間なので、半日は移動時間となります。また、フライトのスケジュールによっても現地の滞在時間に差が生じるので、必ず行きたいスポットをピックアップしてからフライトを選択するのもおすすめです。
航空運賃は、数日の滞在であれば滞在日数によって変わることはありません。滞在日数の変化によって費用が変動するのは、宿泊料金や現地でかかる費用の項目です。これらのことを踏まえて、旅行プランを計画していきましょう。
台湾旅行を安く予約する方法は?
台湾旅行をできるだけ安く計画をするのであれば、費用の大部分を占める航空座席とホテルの予約が重要です。
航空券は安い運賃から予約が埋まるため、出発の3〜6ヶ月前の時期から予約をするようにしましょう。航空需要はコロナ以前と比較すると回復の最中で、全体として座席数が少ないのが現状です。出発日や帰着日も重要で、週末に重ならない火曜日出発や金曜日帰着など、1週間の中でも需要が減るタイミングに運賃が下がる傾向にあります。
ホテルは早期予約はもちろん、現地での移動や交通費を抑えるために立地にこだわることも重要です。旅行初心者の方であれば、複数のMRTの路線が乗り入れる台北駅周辺のホテルがおすすめ。台北駅周辺には、比較的きれいでリーズナブルなホテルが充実していることもポイントです。
台湾旅行の内訳
ここからは、台北旅行で実際にかかる費用の内訳を解説します。旅行会社のツアーを利用した場合や航空券とホテルを個人で予約した場合などに分けて紹介するので、旅行の計画を立てる際にお役立てください。
ツアー代はいくら?
旅行会社から発売されている3〜5日の台北旅行ツアーの場合、40,000円〜110,000円程度が相場です。
ツアーの場合は自由行動がメインのフリープランや、観光地の見学やレストランでの食事がオプションとしてあるプランが一般的です。
以下は、たびチャットのLINE限定で確認できるツアーの一例です。
ツアー名 | 旅行代金 |
40,800円 | |
47,800円 | |
54,800~57,800円 | |
69,960~92,960円 | |
110,000円〜148,000円 |
航空券代はいくら?
日本から台北までの航空券代はANAやJALの場合、70,000円〜80,000円が目安です。大手航空会社の他にはLCC (格安航空会社)も運航しており、航空運賃は35,000円〜50,000円というお得さが特徴。
LCCでは日系のピーチやジェットスター、台湾系の航空会社であればスクート航空やタイガーエアーといった航空会社があります。早朝便や昼便、深夜便など、フライトパターンのバリエーションが多いところもポイントです。機内サービスや手荷物の有無を自由に選択できますが、利用する場合は追加料金がかかることを認識しておきましょう。
台北の空港には、台北市内に近い「台北松山空港」と台北市の東側にある「台湾桃園空港」の2つがあることにも注意が必要です。利用する航空会社がどちらの空港を利用するのかは予約の前に必ず確認をするようにしてください。
首都圏から台北までの、閑散期および繁忙期の航空券代の相場は以下の通りです。
ホテル代はいくら?
台北のホテルの相場は、1泊7,000円〜15,000円が目安です。ホテル選びのポイントは、観光やショッピングに便利なメトロからのアクセスが良いところを探すこと。メトロからホテルまでの距離の基準は、徒歩5分圏内にしておきましょう。
ここでは、この料金帯で泊まることのできるおすすめのホテルを2つご紹介します。
シーザー パーク ホテル タイペイは、台北の中心部にある台北駅に直結しているホテルです。日本語対応のスタッフもいるため、海外旅行初心者でも安心して宿泊することができます。
ベッドが2台あるツインルームやバスタブ付きの客室など、日本人の生活スタイルにマッチしているところもポイント。朝食ビュッフェはNT$605 (約2,800円)で、営業時間は7:00〜10:00まで。天気に恵まれなかった日や、オーソドックスな食事が恋しくなった時に重宝します。
施設名 | |
住所 | 100台北市中正區忠孝西路一段38號 |
アクセス | MRT台北駅のM6出口より直通 |
グリーンワールド 台北駅は、台北駅から徒歩5分の場所に位置しているホテルです。海外のホテルでは珍しくベット3台が用意されたデラックストリプルルームがあるので、グループ旅行者に人気があります。
ホテルから台北のグルメ夜市「寧夏夜市」までは1kmほどの距離にあるので、台北の夜をエンジョイするための拠点としてもおすすめ。
施設名 | |
住所 | 100台北市中正區重慶南路一段21號 |
アクセス | MRT台北駅から徒歩5分 |
観光や交通費はいくら?
台湾旅行の観光や移動にかかる費用は、1日あたり5,000円〜10,000円が目安です。台北に滞在する場合は、台北の市内観光や夜市を満喫しながら郊外にある九份などの人気観光スポットに訪れるのが王道コース。
ここでは、台北市内にあるおすすめ観光地を2つご紹介します。
台北101は高さ約500mを誇る超高層ビルで、「世界で一番高い建物」の記録を更新したこともあります。超高速エレベーターで上る地上101階の展望台から、台北の街並みを眺めることができるのが魅力です。
ショッピングモールやレストランも併設されているので、立ち寄りたい場所がないか事前にチェックしておきましょう。
スポット名 | 台北101展望台 |
住所 | 110 台湾 Taipei City, Xinyi District, Section 5, Xinyi Rd, 7號89樓 |
アクセス | MRT「台北101/世貿駅」出口4からすぐ |
料金 | NT$600 (約2,780円) |
国立故宮博物院は世界四大博物館の1つにも数えられており、中国芸術文化に触れることができる博物館です。じっくり鑑賞したい方は、日本語の音声ガイドを1台150元(約610円)でレンタルすることができます。
お目当ての展示品がある方は、各国の博物館へ貸し出し中のこともあるので事前に調べておきましょう。
スポット名 | 国立故宮博物院 |
住所 | No. 221, Sec 2, Zhi Shan Rd, Shilin District, Taipei City, 台湾 111 |
アクセス | MRT「士林駅」から路線バスに乗り換え、路線バスで約15分「故宮博物院前」バス停よりすぐ |
料金 | NTD$350 (約1,620円) |
台北市内で観光を楽しむのであれば、移動に便利なMRTを自由に利用できるフリー乗車券の購入がおすすめです。
ワンデーパス | 24時間券 | 48時間券 | 72時間券 |
NT$150 (695円) | NT$180 (830円) | NT$280 (1,300円) | NT$380 (1,760円) |
1日から最大72時間と4種類のチケットが発売されているため、滞在日数に合わせて購入するようにしてください。
次に、台湾に行ったら必ず訪れたい九份についてご紹介します。九份は赤い提灯が並ぶノスタルジックな街並みが印象的で、街の散策や食べ歩きグルメが楽しめる台湾旅行のハイライトとも言えるエリアです。台北北部に位置しており、台北中心部からアクセスするには以下のパターンがあります。
アクセス方法 | 料金 | |
バス | 台北市内「板橋駅」から「九份老街」まで約90分 | NT$101(約470円) |
電車+バス | 【電車】「台北駅」から「瑞芳駅」まで約30分 【バス】「瑞芳駅」から「九份老街」まで約10分 | 【電車】NT$76 (約350円) 【バス】NT$15 (約70円) |
タクシー | 台北市内より約1時間 | 【往路】NT$1,000(約4,630円) 【復路】NT$1,200(約5,560円)〜1,300(約6,020円) |
オプショナルツアー | 台北市内より約1時間 (ツアーによって台北市内の観光が含まれる) | 1名当たり約5,000円 (5時間のツアーの場合) |
九份でフォトジェニックな街並みと同じくらい楽しみなのが、台湾の食文化を満喫すること。茶藝館(台湾茶が飲める専門店)で伝統的な作法や茶器に触れたい方は、滞在時間に余裕を持っておきましょう。
ここでは、九份にあるおすすめ茶藝館と食べ歩きグルメをご紹介します。
水心月茶坊は、九份の喧騒から少し離れて山や海を眺めながらお茶をいただける茶藝館です。料金はスペース使用料金が1人NT$120 (約500円)、お茶はNT$600〜(約2,800円)が目安。
日本語でのやりとりができるので、台湾茶の世界に没頭できるところもポイント。美術品のようにディズプレイされている茶器も見ごたえたっぷりで、五感を研ぎ澄ませながら洗練された時間を過ごせます。
自家製の烏龍茶が入っているチーズケーキ(NT$150|約700円)は大人気のお茶菓子なので、ぜひ食べてみてください!
阿柑姨芋圓は、芋圓とあずきの組み合わせが美味なスイーツが50NT$(約180円)で食べられる人気店です。
芋圓(ュイーユェン)とはタロイモやさつまいもから作られる芋団子のことで、モチモチした食感がたまりません。氷が入った冷たい芋圓かシロップをかけた温かい芋圓をチョイスし、あずきなどのトッピングの上にも芋団子を乗せてくれます。
店舗は高台に位置しているので、景色を眺めながらのイートインもおすすめです。
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→台北初めての方におすすめしたい人気観光スポット10選!経験者が教える迷ったらココ!
食費はいくら?
台湾の物価は日本より安いと言われており、ローカル屋台を利用すると1食200円〜300円程度で食事をすることができます。レストランを利用する場合は、日本で支払う金額の7割程度を目安としておくのが良いでしょう。
ここでは日本人の口にも合うと好評の、台湾グルメを楽しめるお店を3つ紹介します。
ディンタイフォンは台湾を代表するレストランの1つで、本店はミシュラン一つ星も獲得しています。職人が一つ一つ丁寧に作り上げる小籠包が自慢で、トリュフ入り小籠包(5個入り)はNT$450(約2,000円)といった日本では珍しい味を堪能できることも魅力です。
その他、えびチャーハン(NT$270|約1,250円)や 空芯菜炒め(NT$230|約1,060円)といった定番人気メニューもあります。
スポット名 | ディンタイフォン(鼎泰豐) |
住所 | No. 194號, Section 2, Xinyi Rd, Da’an District, Taipei City, 台湾 106 |
アクセス | MRT「東門駅」出口5より徒歩1分 |
ティム・ホー・ワンは、世界一安いミシュランレストランとして知られています。「チャーシューメロンパン」(NT$138|約640円)が看板商品で、サクサクの生地と甘辛いお肉の相性が抜群。
他にもプリプリの食感が魅力の「海老と黄ニラのチョンファン」(NT$138|約640円)や
、旨味が凝縮されている「XO醬ソース チャーハン」(NT$158|約730円)などもおすすめです。
スポット名 | ティム・ホー・ワン |
住所 | 100台北市中正區忠孝西路一段36號 |
アクセス | MRT台北駅から徒歩5分 |
台湾に訪れた際に必ず食べたいのが、マンゴーかき氷。小時候冰菓室は、どこか懐かしさを感じるレトロな雰囲気が漂う店です。マンゴーかき氷(芒果水果冰)の料金はNT$240(約1,100円) で、ボリューム満点なのでシェアするのもお勧め。練乳やマンゴーシロップ、自家製マンゴーのハーモニーがたまりません。
スイカかき氷(西西里瓜瓜冰)を注文する人も多く、スイカや練乳、抹茶の3種類の味覚をNT$180(約830円)で 同時に楽しめるのがポイントです。
スポット名 | 小時候冰菓室 |
住所 | No. 39號, Lane 51, Section 1, Da'an Rd, Da’an District, Taipei City, 台湾 106 |
アクセス | MRT「忠孝敦化駅」8番出口より徒歩8分 |
お土産はいくら?
お土産の予算に関しては日本国内の相場とあまり変わらないため、1つあたり500円〜2,000円程度を目安としておきましょう。ここでは、人気の台湾土産購入スポットをご紹介します。
「微熱山丘 SunnyHills」のパイナップルケーキは、台北市内にある本店や桃園空港、台北101にある店舗で購入可能です。値段は10個入りが420元(約1,700円)、15個入りや20個入りものもあります。本店ではお洒落な店内で、お茶と試食のパイナップルケーキをいただけるところも魅力。
美味しさに可愛らしいパッケージが相まってついたくさん欲しくなりますが、飛行機の重量のことも気にしながら購入しましょう。
Good Old Days好老日は、ついテンションが上がってしまうアイテムが揃う台湾雑貨店です。中国語入りのユーモア溢れるビールグラスがNT$59(270円)で購入できるといった、リーズナブルな価格帯も魅力的。
台北の店舗の他、台中にも店舗があり23時まで営業しているので、夜市の前後に立ち寄るのもおすすめです。
モデルプラン!安く行くなら80,000円~
これまでに紹介した項目別の費用で台湾旅行をすると、閑散期の場合は3泊4日で約8万円が相場です。航空運賃は利用する航空会社や出発日による変動が大きいため、旅行費用の内訳の中でも大きなポイントになります。
台湾旅行の内訳は、以下の通りです。
航空券 (ピーチ航空利用(LCC・日系)) | 38,760円 |
ホテル代金 (グリーンワールド 台北駅) | 1名当たり:20,773円 (1室当たり:41,546円) |
MRT乗車料金 (乗り放題72時間券) | 1,700円 |
九份観光 (オプショナルツアー利用) | 5,000円 |
食事代金 (1日:2,000円) | 8,000円 |
雑費、お土産 | 5,000円 |
合計 | 79,233円 |
台北旅行は周遊もおすすめ!台中や台南(高雄)も行ってみよう
台北市内を中心とした観光プランを紹介しましたが、台湾には魅力的な観光地が多数あります。時間に余裕がある方や台湾リピータの方におすすめなのが、台北市を出発し台中→台南→高雄を巡る周遊プランです。
台湾を周遊する旅行で活躍する移動手段が、台湾高速鉄道です。日本の新幹線をモデルにして作られており、始発から最終駅までを最短で1時間30分で結びます。下記の表が台湾高速鉄道の全12駅で、乗車料金は台北から左營(高雄市の駅)までの自由席がNT$1445(約6,750円)です。
南港 | 台北 | 板橋 | 桃園 | 新竹 | 苗栗 | 台中 | 彰化 | 雲林 | 嘉義 | 台南 | 左營 |
台湾周遊観光の際の移動手段やおすすめの観光地をいくつか紹介します。
■日月潭(台中駅)
日月潭(にちげつたん)は、約3,000m級の山々に囲まれている淡水湖です。ロープウェイや遊覧船などから、湖の美しさを堪能できます。台湾最大の紅茶生産地としても知られているので、インドのアッサムティーに似ている「日月潭紅茶」でひと息つくのもおすすめ。
台北からのアクセスは高鉄「台中駅」で下車し、台湾好行トリップバスに乗り換える手段がスタンダードです。
■高美湿地(台中駅)
高美湿地は、台湾で一番美しい夕日が見れる場所として有名なスポットです。オレンジ色の光が反射する水面と、遠くに見える風力発電の風車の影が絶妙なコントラストを作り出しています。
■台南エリア(台南駅)
台南は「台湾の京都」ともいわれており、寺廟巡りやグルメ探求を楽しめる都市です。お洒落なカフェも充実しており、レトロなカフェからフォトジェニックな今どきのカフェまで選び放題。
「花園夜市」という、木曜日、土曜日、日曜日に開催される夜市が特におすすめで、台南のB級グルメをはしごできる絶好のスポットです。
台北からのアクセスは高鉄に1時間45分乗車後「高鐵台南駅」で下車し、ローカル線に乗り継いて30分弱で中心地に到着します。
魅力的なエリアが揃う台湾で、街並みやグルメを堪能しよう
台湾にはフォトジェニックなエリアが揃っているので、非日常の世界へワープしたい方にぴったりの国です。台湾グルメも、美食の宝庫と称されるほどなので欠かせません。小籠包やマンゴーかき氷の店は事前にチェックして、B級グルメはその場の直感でチョイスするのがおすすめ。
本記事を参考にして、台湾旅行を存分に満喫してくださいね!