ウェスティンホテル横浜開業 MICE需要取り込みへ
横浜市のみなとみらい(MM)21地区に「ウェスティンホテル横浜」が13日開業した。米マリオット・インターナショナルが運営し、地上23階建て客室数は373室で国内のウェスティンブランドのホテルは6軒目。健康やSDGs(持続可能な開発目標)をコンセプトにしており、本格的なビジネス・観光、国際会議などの「MICE」の回復を見据え、滞在の需要を取り込む。
同ホテルはみなとみらい線みなとみらい駅から徒歩6分の場所にあり、近くにライブ施設「ぴあアリーナMM」や国際展示場「パシフィコ横浜」があるエリア。5つのレストラン・バーや宴会・イベントスペースのほか、ウエディングやヨガイベントなどが開ける屋外の多目的スペースや広いクラブラウンジを設けた。ホテルで使う食材の多くを神奈川県近隣の地産地消でまかなうとしている。
積水ハウスが建設にあたった。同じ建物内にはケン・コーポレーション(東京・港)系が運営し、5月に開業した長期滞在型のホテル「アパートメントベイ横浜」(201室)も併設している。
マリオットの日本・グアム担当のカール・ハドソン氏は、羽田空港や東京に近いというアクセスの良さを指摘し「訪日客も年末には通常に戻ると見ている。いまも海外からの日本への旅行需要は大きい」と期待を述べた。