「シーガイア」の22年3月期、最終赤字4億円に縮小
大型リゾート施設「フェニックス・シーガイア・リゾート」を運営するフェニックスリゾート(宮崎市)が26日発表した2022年3月期決算(単体)は、最終損益が4億1300万円の赤字になった。新型コロナウイルス禍の2年目だったが売上高は回復傾向にあり、最終赤字は前の期(24億円)より大幅に縮小した。
売上高は37%増の82億円だった。宿泊は個人が海外旅行の代替地として選ばれたことから、関東・関西などの大都市圏からの集客が増えた。地元・宮崎からの客も伸びた。
団体宿泊は引き続き、会議・宴会のキャンセル・延期があったものの、県内外の小中高校の修学旅行需要を獲得したことで大きく伸びた。ゴルフ施設もコロナ禍の中でのレジャーとして注目されたことから、利用が回復した。
26日の記者会見で片桐孝一社長は、コロナ禍という厳しい環境のなかで「できることは、すべてやりきった」と総括した。4月以降は旅行需要喚起策の県民割や九州割の効果で、予約は好調という。今期の業績予想は公表していないが、売上高を100億円を上回る水準にし、7期ぶりの最終黒字転換を目指す。
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