訪日実証ツアー24日開始 長野や大分など12県訪問

免税店でランドセルを買い求める外国人観光客の姿=関西国際空港
免税店でランドセルを買い求める外国人観光客の姿=関西国際空港

観光庁は23日、外国人観光客の受け入れ再開に向け、訪日ツアーの実証事業第1陣として、米国から計7人が24日に入国すると発表した。これを含む15組計約50人が5月中に日本を訪れ、最大7泊8日の日程で長野、大分など12県を旅行する。政府は新型コロナウイルス対策を検証、訪日客往来の環境整備を進める。

実証事業には米国とオーストラリア、タイ、シンガポールの4カ国の旅行会社関係者らが参加し、日本の旅行会社の添乗員が同行する。

第1陣は24日夕、ハワイから6人、ロサンゼルスから1人が成田便で入国する。2グループに分かれ、世界文化遺産の日光東照宮(栃木)と白川郷(岐阜)のほか、花巻温泉(岩手)、善光寺(長野)などを巡る。

第2陣以降は25~28日に入国、ツアーを開始する。観光や宿泊、食事は12県のみだが、国内線や新幹線などの利用で他地域を経由するケースもあるという。

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