ヒルトン広島、9月開業 国際会議の誘致も注力
ホテル運営の米ヒルトンは25日、9月に開業するヒルトン広島(広島市)の内部を報道陣に公開した。9月に客室やレストランなどの一部がオープンし、10月中には全面開業を見込む。国内観光客に加え、広島の知名度を生かしてイベントや国際会議といった「MICE」の誘致に力を入れる。
ヒルトン広島は22階建てで客室数が420室、うち16室はスイート。1000人以上が収容可能なイベントホールは大型スクリーンを5枚備えている。他に18の会議室や4つの飲食施設を設けており、チャペルやプールも利用可能だ。
中四国で約140人を雇用、200人規模まで増やすことも検討している。サミュエル・ピーター総支配人は「中四国地域で1つのチームとなって様々な仕事を創出する」と話す。
ヒルトンの中四国への進出は初めて。広島市内への外資系ホテルの進出は他にシェラトングランドホテル広島(同市)がある。ピーター氏は「広島でナンバーワンのホテルになれると思う」と自信を見せた上で「(他の)ホテルとチームを組んで観光客をおもてなしする」とした。
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