韓国、コロナ予防対策をほぼ解除 新規感染者2カ月ぶり低水準

韓国、コロナ予防対策をほぼ解除 新規感染者2カ月ぶり低水準
韓国政府は18日、新型コロナウイルス感染予防対策をほぼ全て解除した。資料写真、3月、ソウル市内(2022年 ロイター/Heo Ran)
[ソウル 18日 ロイター] - 韓国政府は18日、新型コロナウイルス感染予防対策をほぼ全て解除した。オミクロン株の感染が減り、1日当たりの新規感染者が5万人以下と、過去2カ月あまりで最低となっていることが背景。
飲食店などを午前0時で閉店とする措置や集会の上限を10人とする措置が廃止された。来週以降は、映画館のほか、スタジアムなど公共の屋内施設で軽食を取ることが認められる。
ただ、マスクの着用は今後も義務付ける。屋外でのマスク着用義務を解除するかは2週間後に検討する予定。
18日に報告された新規感染者は4万7743人と、2月9日以降で最少。3月中旬は62万人以上で推移していた。
ワクチン未接種の入国者と、PCR検査で陰性反応が出たワクチン接種者に対する隔離義務は継続する。
規制緩和に伴い、職場復帰も段階的に進みつつある。
鉄鋼大手ポスコでは今月、大半の従業員が職場に復帰。LG電子は18日から、在宅勤務者の比率を50%から30%に引き下げ、会議に参加できる人数の上限も撤廃した。
サムスン電子は、まだ職場復帰計画を実行に移していない。公共部門も政府の新たなガイドラインを待っている状況だ。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab