GW旅行者数1600万人 JTB推計 前年から68%増

羽田空港の国内線出発ロビー=3月31日
羽田空港の国内線出発ロビー=3月31日

JTBは7日、今年のゴールデンウイーク(GW)期間(4月25日~5月5日)の国内旅行者数が前年比68・4%増の1600万人になるとの推計を発表した。前年は首都圏を中心に新型コロナウイルス流行に伴う緊急事態宣言が発出されていたため旅行者数が少なかった。海外旅行は渡航制限があるため対象から外した。

行動制限が課されないことを前提としているものの、感染拡大前の令和元年(2401万人)と比較すると66・6%にとどまる。オミクロン株の流行に加え、食品価格など物価高騰が家計を圧迫し、旅行需要の回復は限定的とみている。旅行消費額は79・9%増の5520億円で、1人当たりの平均費用は6・8%増の3万4500円。

GW期間中は平日の5月2日に休めば7連休となる。調査は期間中に1泊以上の旅行を予定する人を対象に、3月18~25日にインターネットでアンケートを実施した。

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