帝国ホテル、京都新ホテル工事に最大90億円調達
帝国ホテルは31日、みずほ銀行と京都銀行からシンジケートローン(協調融資)で最大90億円を調達すると発表した。4月に着工する京都の新ホテルの事業費に充てる。旗艦の「帝国ホテル東京」(東京・千代田)も2024年度から建て替え工事を控えており、手元資金を充足させる。
融資はコミットメント期間付きタームローンで、22年7月~26年10月までの間、融資枠の中で何度でも借り入れができる。帝国ホテルのメインバンクであるみずほ銀行が主幹事となる。
京都の新ホテル総事業費は約110億円で、26年春の開業を予定する。祇園の中心部にある国の登録有形文化財「弥栄会館」を活用し、客室数は約60室。レストランやバーも備える。
帝国ホテル東京は24年度から、タワー館の建て替えを始め、新本館の建て替え工事が終わるのは36年度を予定している。総事業費は2000億~2500億円を想定している。