世界最長の旅客便を計画、ロシア上空迂回のため-香港キャセイ航空
Danny Lee-
NY・香港便の航路変更なら飛行時間は約17時間となる見通し
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飛行距離はシンガポール航空のNY便を上回る
香港のキャセイパシフィック航空は、ロシア上空を迂回(うかい)するためニューヨーク・香港便の航路変更を計画している。実現したら世界最長距離の商用旅客便となり、飛行時間は約17時間の見通し。
ブルームバーグ・ニュースが確認したキャセイのフライトスタッフ宛ての社内文書によると、同社はニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港から大西洋、英国、南欧、中央アジア上空を運航する計画。フライトレーダー24のデータによれば、飛行距離は1万6618キロとなり、シンガポール航空のニューヨーク便の1万5349キロ(飛行時間17時間半)を上回る。
キャセイのエアバスA350-1000機はこの航路を運航可能だと広報担当者は説明。ニューヨーク・香港便では通常、北極圏とロシアの上空を運航している。多くのアジアの航空会社は、ウクライナでの戦争のためロシア上空を迂回している。
国内航空2社、北米便などで迂回-露ロケット発射の航空情報で
原題:
World’s Longest Passenger Flight Planned to Avoid Russian Skies(抜粋)
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