タイ、今年はロシアからの観光客が半減へ=業界団体

[バンコク 2日 ロイター] - タイの経済団体「商業・工業・金融合同常任委員会」は2日、今年の国内総生産(GDP)予想を従来の3.0─4.5%から2.5─4.5%に下方修正したと明らかにした。ロシアのウクライナ侵攻により、インフレ、輸出、観光など影響が出ることを考慮した。
今年のインフレ率予想は1.5─2.5%から2─3%に上方修正、輸出予想は3─5%増に据え置いた。
同委員会のサナン委員長は、欧州の情勢不安でタイの経済成長ペースは鈍化する可能性があるとしながらも、「輸出がなお順調に伸びているので、それほどにはならない」との見方を示した。
一方、今年タイを訪れるロシアからの観光客については、先に予想した50万─60万人から半減する公算が大きいとした。1月にロシアからの観光客が全体に占めた割合は5分の1弱だった。
ただ、大きな支出をするサウジアラビアからの観光客増加で、外国人観光客全体では500万600万人を見込んでいるという。

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