大分の山一観光、破産手続き開始決定 コロナ禍響く
宿泊施設運営の山一観光(大分県日田市)は、大分地裁日田支部から1日付で破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人の弁護士によると、負債総額は約23億5000万円。同社は1976年設立。同県西部の天ケ瀬温泉で「みるき~すぱサンビレッヂ」を営業してきた。
東京商工リサーチによると、山一観光の売上高は2021年4月期で7000万円とピークの8億円(97年4月期)から大きく減少していた。新型コロナウイルス禍が長引いて回復の兆しが見えず、事業継続を断念した。東京商工リサーチは「大分県内のコロナ関連倒産では現時点で最大の負債総額になる」としている。
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