ピーチ、産学連携で運航データ提供 離陸・巡航・着陸の飛行軌道最適化めざす

ピーチ、産学連携で運航データ提供 離陸・巡航・着陸の飛行軌道最適化めざす

ニュース画像 1枚目:ピーチ イメージ (LOTUSさん 2022年1月12日撮影)
© FlyTeam LOTUSさん
ピーチ イメージ (LOTUSさん 2022年1月12日撮影)

ANAグループの格安航空会社(LCC)・ピーチ(Peach Aviation)は、航空機運航の環境負荷低減を実現する産学連携の取り組みを開始します。東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻の土屋・伊藤研究室、NABLA Mobilityと共同で、航空機の飛行軌道の最適化に取り組みます。

この産学連携では、東大 土屋・伊藤研究室とNABLAがピーチの運航データを活用し、それぞれの強みを活かし、環境負荷低減を実現する提案が計画されています。ピーチは、運航データなどの提供により、NABLAのデータ解析手法、土屋・伊藤研究室の研究開発から、関西空港を中心に離陸から巡航、さらに着陸に至るまで各区間の飛行軌道を最適化を図ります。これにより、運航効率化、脱炭素につなげる狙いです。ピーチは現在、エアバスA321neoなど、環境負荷を抑制した機材導入を進めていますが、さらに追加した取り組みを実施します。

この産学連携に参画するNABLA Mobilityは、空のスマートカーナビのようなシステム作りを目指す企業で、AIや航空機運航に関わるあらゆるデータを活用し、効率化や脱炭素につなげる提案をしています。

また、土屋・伊藤研究室は、人と航空機が協調して環境を守る航空交通管理の仕組みを創る研究の一環で、航空機の燃料消費量を削減、二酸化炭素(CO2)排出量を抑制、地球に優しいフライト実現に向けた研究開発も手がけています。

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