タイ、新型コロナ警戒レベル引き上げ オミクロン株感染拡大で

タイ、新型コロナ警戒レベル引き上げ オミクロン株感染拡大で
 1月6日、タイは、新型コロナウイルスのオミクロン変異株を中心とした感染者急増を受け、警戒レベルをこれまでの「3」から「4」に引き上げた。写真はタイのバンコクの市場で昨年11月撮影(2022年 ロイター/Athit Perawongmetha)
[バンコク 6日 ロイター] - タイは6日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株を中心とした感染者急増を受け、警戒レベルをこれまでの「3」から「4」に引き上げた。保健省高官が明らかにした。
感染リスクの高い地域の封鎖や、国内旅行、公共の場での集まりに関する制限措置などが導入される可能性がある。
同高官は「タイは新たな感染の波に突入した。新規感染者が急速に増えていくだろう。レベル4ではリスクが高い場所を閉鎖し、さらなる対策が発表される可能性がある」と語った。
タイでは年初から感染が急拡大。6日に報告された新規感染者は5775人と前日から48%増え、1月1日の感染者数の倍近くとなった。
同国では2回のワクチン接種を終えた人の割合は約69.1%だが、ブースター接種(3回目接種)を受けた人は10.9%にとどまっている。

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