新幹線内にビジネスブース JR東海、4月試験導入

東海道新幹線の「N700S」に設置するビジネス用ブースのイメージ(JR東海提供)
東海道新幹線の「N700S」に設置するビジネス用ブースのイメージ(JR東海提供)

JR東海の金子慎社長(66)は31日までに共同通信のインタビューに応じ、東海道新幹線の最新車両「N700S」にビジネス用のブースを設置することを明らかにした。4月以降、3編成に試験導入する。7号車と8号車の間にある喫煙所を改装する。室内にはテーブルやコンセントを用意し「打ち合わせなどに利用いただけるようにする」とビジネス客の利便性を高める考えを示した。

環境性能に優れた新型の在来線特急車両「HC85系」を7月に特急「ひだ」に投入する計画にも言及。運転開始に合わせ沿線自治体と連携し観光促進の企画を展開する。

インタビューに答えるJR東海の金子慎社長
インタビューに答えるJR東海の金子慎社長

当初計画の2027年の開業延期が不可避な情勢のリニア中央新幹線については「期待に応えられず、申し訳ない気持ちがある」と言明した。

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