シンガポール、隔離なし入国のチケット販売凍結 23日から4週間

シンガポール、隔離なし入国のチケット販売凍結 23日から4週間
 12月22日、シンガポール政府は22日、隔離なしでの往来プログラムについて、旅客機とバスの到着便のチケット販売を12月23日から1月20日まで4週間凍結すると発表した。写真はシンガポールのチャンギ空港で11月撮影(2021年 ロイター/Caroline Chia)
[シンガポール 22日 ロイター] - シンガポール政府は22日、隔離なしでの往来プログラムについて、旅客機とバスの到着便のチケット販売を12月23日から1月20日まで4週間凍結すると発表した。急速に広がっている新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」を巡るリスクが理由。
同プログラムは、オーストラリア、インド、マレーシア、英国、米国など約20カ国のワクチン接種完了者を対象に空路と陸路での入国を認めている。
保健省は声明で「今回の措置でオミクロン株について理解する時間を稼げるほか、医療体制拡充やワクチン接種加速などの対策強化につながる」と説明した。
1月20日以降は入国枠を縮小し、チケット販売を減らす。航空券については以前の50%が上限となる。
すでに航空券やバスのチケットを確保している人は、その他の条件を満たしていれば、引き続きプログラムに基づく渡航が可能。
政府は、入国後の1週間に義務付けられている毎日の検査で陰性であっても、7日間は人との交流を最小限に抑え、大規模な集会や外食を控えるよう促している。
シンガポールでのオミクロン株感染は、海外からの渡航者65人に加え国内で少数確認されているが、政府は市中感染の拡大は抑制できているとの認識を示した。

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