大韓とアシアナ航空の「企業結合審査」、年内決着は「難しい」=韓国公取委(画像提供:wowkorea)
大韓とアシアナ航空の「企業結合審査」、年内決着は「難しい」=韓国公取委(画像提供:wowkorea)
大韓航空とアシアナ航空結合審査について、年内決着は難しいとみられる。韓国公正取引委員会が、年内に審査を「終える」と明かしていたが、日程が遅延していることがわかった。

 20日、関連業界によると大韓航空とアシアナ航空間の結合審査を年内に終えるのは「難しいだろう」と伝えられた。

 これまで大韓航空は、ベトナムやトルコ、台湾から承認を得て、タイからは企業結合事前審査対象ではないとの連絡を受けた。また、任意申告国家であるマレーシアからは承認決定を受けたのに続き、フィリピン当局からも申告対象ではないとして手続きを終えるという趣旨の連絡が入ったという。

 大韓航空は、公正取引委員会と米国、日本、EU、中国などから結論がくだされなければならない。任意申告国家となっている英国、オーストラリア、シンガポールも同様だ。

 公正取引委員会のチョ・ソンウク委員長は、大韓航空企業結合審査について「年内に結論を出す」と明かしてきた。しかし、全体会議の日程を考慮すると、来年に入ってから承認について決定される可能性が高い。海外企業結合審査の主要国である米国、中国、EU、日本でも遅れており、特にEUと日本は事前審査中で、まだ本審査に入っていないことがわかった。

 海外当局の審査が送れている理由について韓国メディア「トゥデーコリア」は、重複路線に対する競争制限への懸念が残っているためと報じた。両社の国際線67路線が重複されるだけに、合併で占有率が高まると、独占により「価格上昇」が見込まれると指摘されている。

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