東急不動産、シェアオフィスやホテル一括予約サービス
東急不動産はオフィスビルの入居者向けに、シェアオフィスやホテルの予約と精算が一括でできるサービスを2022年1月中旬から始める。300施設以上が利用可能でテレワークや仕事と休暇を組み合わせた「ワーケーション」時に使える。サービスごとに分かれていた予約システムを統合して利便性を高め、オフィスビルの価値向上につなげる。
東急不動産が提供する会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート」や即入居型オフィス、ホテルなどをスマートフォンやパソコンで予約できるウェブサービスを立ち上げる。デジタルキー(電子鍵)会社のビットキー(東京・中央)の予約管理システムを導入し、サービスごとに分かれていた予約を1つのシステムで済ませられるようにした。グループ企業である東急の会員制シェアオフィス「ニューワーク」も使える。
新型コロナウイルス下でテレワークが広がり、シェアオフィスなどを利用する企業が増えているが、「サービス別に請求が分かれていて業務が煩雑という声が入居企業から増えた」(東急不動産ビル営業部の平地稔統括部長)という。オフィスビルの入居者向けサービスを拡充してテナント獲得につなげる考えだ。
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