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大分県別府市の立命館アジア太平洋大(APU)は18日、観光分野に関する新学部「サステイナビリティ観光学部」(仮称)を開設すると発表した。文部科学省に来春、学部の新設を申請し、2023年の開設を目指す。アジア太平洋学部、国際経営学部に続く3学部目。同大の学部新設は、00年の開学以来初めて。
同大の構想では、新学部の入学定員は350人。学生の募集は22年7月から始める予定にしている。
1年次では3学部統一で授業を行う。その後、観光学や観光産業、環境学など九つの専門領域から希望する科目を組み合わせて学ぶ。
同大の出口治明学長は、「従来の観光では『来て見て帰る』『宿泊して帰る』式の限界があった。新学部では、『サステイナビリティ』(持続可能性)の要素を組み込み、新しいツーリズムを誕生させることを目指す」とするコメントを出した。