ソラシドエア、宮崎産食材など空陸輸送 関東に当日到着
ソラシドエアは19日、航空輸送と地上輸送を組み合わせ、宮崎市内から関東の指定地域に当日配送する小口貨物輸送事業を法人・個人事業主向けに27日から始めると発表した。個人向けは11月1日から開始する予定。新型コロナウイルス禍で旅客需要が落ち込むなか、新たな収益源とするほか、関東で宮崎産食材の認知度向上を図る。
サービスは「ソラチョク便」で、同社の社員が軽トラックで集荷拠点から宮崎空港に搬送し、飛行機に積み替える。羽田空港到着後、再び同社の社員が軽トラックで卸・販売会社などに搬送する。宮崎の農家が早朝に収穫した野菜や果物を、当日中に首都圏など関東で販売できるという。
事業開始にあたり、不動産運用のいちごと連携した。いちごが都内で運営するホテルが提供する特別メニュー「宮崎フェア」で使用する食材を空陸輸送する。いちごが来年5月をメドに神奈川県横須賀市で開業する食の体験施設への宮崎県産品も輸送する。
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