空の脱炭素へANA・JALが再生燃料争奪 安定調達へ国産
全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)が環境負荷が少ないジェット燃料の調達を急いでいる。廃油や植物などを原料にした持続可能な航空燃料(SAF)は、国際航空で2027年から規制が強化される二酸化炭素(CO2)削減を克服する切り札だ。だが、国内では商用生産が未整備で、SAFの争奪戦で安定調達に手間取れば運航できなくなる危機が現実味を帯びる。SAFの調達や国産化に向けた課題を追う。
川崎市にある東芝...
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