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JR東日本の深沢祐二社長は7日の定例記者会見で、最も混雑する時期の新幹線の指定席料金を来春から値上げする意向を明らかにした。逆にすいている時期は値下げし、全体の収入が変わらないようにする。JR各社で検討しているという。
現在、JR各社の新幹線の指定席料金は通常期、繁忙期、閑散期の3段階で設定されている。連休や年末年始、お盆などの混雑する繁忙期は通常期より200円高く、逆に閑散期は通常期より200円安く設定している。
来春から料金幅を拡大させる方向で検討する。具体的な料金額や、料金設定を3段階から増やすかどうかなど詳細はJR各社で検討中だ。
繁忙期の混雑を緩和し、利用を平準化する狙いだ。車両や人員を増やさずに済み、コスト削減にもつなげたい狙いもあるという。深沢社長は「繁忙期のピーク前後にシフト(移行)すると、お求めやすい価格になる料金制度を検討している。来春には実施したい」と述べた。
JR東海は、東海道新幹線は来春からの値上げは実施しないとしている。