秋田・にかほにモンベル直営店 23年、アウトドアで誘客
秋田県にかほ市は24日、アウトドア用品製造販売のモンベル(大阪市)と連携し、野外活動の拠点施設を整備すると発表した。25日に基本合意書を締結し、2023年5月の開設を目指す。同社の野外活動のノウハウを生かし、登山やトレッキング、サイクリング、スノーシューなどを通じた観光誘客につなげる。
アウトドアアクティビティ拠点施設(仮称)は道の駅象潟「ねむの丘」エリアに整備する。新設の駐車場を含め、敷地面積は約5000平方メートル。21年度末までに測量し、実施計画も策定する。
22年春から23年4月にかけて用地を造成し、施設を建設する予定。モンベルの直営店が施設の核となり、ビジターセンターや体験ブースも設け、アウトドア用品をレンタルする。
建物は一部2階建てで、延べ床面積は約1670平方メートル。モンベルの直営店の面積は約1000平方メートル。約6億8700万円の事業費を見込む。
拠点施設では、アウトドア専門の指導員やガイドを育成するほか、自然や環境、防災に関するセミナーなども開くことを計画する。