ANA系、土産店に無人決済システム 国内空港で初
全日本空輸(ANA)グループで空港内の物販店などを運営するANA FESTA(東京・大田)は19日、無人決済システムを導入した土産店を羽田空港内に開店すると発表した。店内のカメラやセンサーで購入商品を認識する仕組み。搭乗前などに素早く土産物を買いたいという利用者のニーズに応え、店舗運営の省人化も狙う。
無人決済システムを導入する土産店は国内の空港で初めて。新店舗は27日に羽田空港第2ターミナルに開業する。鉄道駅の構内にある店舗などに同様のシステムを提供しているTOUCH TO GO(東京・港)のシステムを導入する。
来店者は入り口のゲートを通過したのち棚から商品を取り、出口ゲート付近の決済エリアで代金を支払う。カメラなどが検知した購入商品の一覧が決済エリアで表示され、交通系ICカードや現金、クレジットカードで支払えば買い物が完結する。レジでバーコードを読み取る時間などが省ける。
今後QRコード決済の導入も予定している。他の空港への展開も検討するという。
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