NECと泉佐野市、シェアサイクル利用者に観光情報配信
NECは大阪府泉佐野市と地域観光の活性化を目的とする連携協定を締結したと9日に発表した。第1弾としてシェアサイクルの位置情報などを参考に、周囲の観光情報をシェアサイクル利用者のスマートフォンに配信する観光サービスを開始する。
両者はシェアサイクルを7月12日から始める。自転車シェア事業のオーシャンブルースマート(東京・板橋)が提供するサービス「PiPPA(ピッパ)」を使い、市内に駐輪ポートを4カ所設ける。PiPPAのシェアサイクルの鍵には全地球測位システム(GPS)端末を埋め込んであり、位置情報を収集できるようになっている。利用する際は、位置情報の収集に同意して会員登録をする必要がある。
泉佐野市のPiPPA利用者に観光情報を配信するサービスは2022年度から始める。観光情報を受け取るには会員登録時の同意とは別の同意が必要で、同意した利用者の位置情報のみを分析の対象にするという。
(日経クロステック/日経コンピュータ 貴島逸斗)
[日経クロステック 2021年7月9日掲載]
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