JALとJTBが大谷大で共同講座 コロナ禍で新たに人材活用

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国際学部に産学連携講座を開講する(左から)大谷大の木越康学長、JAL京都支店の安部圭太支店長、JTB京都支店の上山裕之支店長=京都市北区で2021年7月5日午後1時52分、千葉紀和撮影
国際学部に産学連携講座を開講する(左から)大谷大の木越康学長、JAL京都支店の安部圭太支店長、JTB京都支店の上山裕之支店長=京都市北区で2021年7月5日午後1時52分、千葉紀和撮影

 大谷大(京都市北区)は9月、日本航空(JAL)、旅行大手JTBと産学連携講座を国際学部に開講する。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う旅客の大幅減などで経営に打撃を受け、新たな事業や人材活用を模索する両社が大谷大に提案して実現した。航空・旅行業界を代表する両社が共同で大学に講座を持つのは初の事例で、両社の社員が職務経験を生かして国際化社会に役立つ講義を担う。

 大谷大は文学部国際文化学科を改組する形で、2021年4月に国際学部を開設。「国際」の冠を持つ学部の新設は他大学でも多く後発となるが、在留外国人の増加を踏まえて「身の回りの国際化」に対応できる人材育成を目指している。学部開設の準備をしていた20年秋、両社から個別に協力の提案が大学側にあり、両社共同の講座とすることで、新学部の独自色を打ち出すことにした。

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