EU加盟国、ワクチンパスポートの規格で合意-夏季の旅行促進狙う
Nikos Chrysoloras-
「デジタル・グリーン証明書」の技術仕様で加盟国代表が合意
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欧州議会と交渉へ、導入決定なら6月までに隔離なしの渡航実現も
欧州連合(EU)加盟国はいわゆるワクチンパスポートの技術規格で合意に達した。夏季に向けてEU域内や域外からの旅行振興を後押しする。
EUは14日、ブリュッセルに集まった加盟国代表が「デジタル・グリーン証明書」の仕様を記した法的文書草案への支持で一致したと発表した。証明書は新型コロナウイルスのワクチン接種歴や検査結果、あるいは感染から最近回復して抗体があると見なされることなどを示す。
EUの発表文によると、欧州議会が今月下旬までに証明書に対する姿勢を固めた上で、加盟国政府との協議に入る見通し。導入が決定すれば、6月までに同証明の保有者は隔離義務のない円滑な旅行を再開できる可能性がある。航空会社と業界団体はすでに、検査結果やワクチン接種の有無などの情報を組み込めるアプリを導入した。
原題:EU Vaccine Passports Draw Close in Boon for Airlines, Hotels (1)(抜粋)
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