JR東海は25日、従業員をカスタマーハラスメント(カスハラ)から守るための基本方針を策定したと発表した。利用者からの不当な言動にはサービスを中止すると明記し、悪質な場合は警察や弁護士と連携し、厳正に対処する。グループのホテルや百貨店などを含めた全体に適用する。
カスハラの具体的な事例として、土下座の強要や従業員の個人情報をインターネットに投稿することなどを挙げ、毅然(きぜん)と対応を行うとした。
カスハラに該当する駅員らへの暴力行為やしつこい言動などは、2022年度以降で年間130件以上あったという。