万博跡地、4エリアに分けサーキット場やホテルも 基本計画案公表

大阪・関西万博の会場=12日、大阪市此花区の夢洲
大阪・関西万博の会場=12日、大阪市此花区の夢洲

大阪市の人工島・夢洲で4月に開幕する大阪・関西万博の会場跡地活用を巡り、大阪府と市は18日、基本計画案を公表した。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)との連携や万博パビリオンの跡地を活用したエリアなど、区域を四つに分けて利用する。今春に基本計画を策定し、その後日本国際博覧会協会(万博協会)や関係者と協議する方針。

府市によると、跡地ではサーキット場やホテルを整備するほか、会場シンボルとなる木造巨大屋根「リング」や会場中央の「静けさの森」といった万博のレガシー(遺産)の活用も検討する。

夢洲ではIRが令和12年秋ごろの開業を予定する。府市は会場約155ヘクタールのうち、IR予定地に隣接する「夢洲2期」区域の大半約50ヘクタールを対象に活用策を募集し、今年1月に民間事業者が提案した2案を「優秀提案」として選出した。

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