関空で「白タク」集中取り締まり…SNS経由で中国人観光客らが利用する例が続出
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中国の春節(旧正月)の休暇が始まった28日、大阪府警交通指導課や関西空港署などは、自家用車を使って客を送迎する「白タク」の集中取り締まりを関西空港で実施した。SNS経由で中国人観光客らが利用する例が多く、大阪・関西万博に向け、白タク行為の横行を防ぐのが狙い。

捜査員ら約50人は、第1ターミナルビル前で白タクが疑われる車が乗客を乗せるのを確認後、道路脇に誘導。運転手に免許証の提示を求めたり、乗客に送迎の契約内容を確認したりした。
府警はこの日、運転手を務めていた外国籍の30歳代の男を道路運送法違反(有償運送禁止)の疑いで現行犯逮捕。男は外国人の家族連れ5人を関空から京都市内のホテルへ送る予定だったという。男は「乗客と契約した料金をもらっていない」と一部容疑を否認しているという。
府警交通指導課は「国内外を問わず大阪を訪れる方の安全と安心を確保するため、総力をあげて取り締まりを強化していく」と話した。