エアバス2024年納入数4%増 766機、6年連続首位か 主力小型機が好調

エアバス社の旅客機
エアバス社の旅客機

欧州航空機大手エアバスは9日、2024年の民間航空機納入数が前年比4%増の766機だったと発表した。主力小型機が好調だった。米ボーイングはまだ年間納入数を公表していないが、同年9月時点で291機にとどまる。機体の事故などでライバルの事業が逆風に見舞われる中、エアバスが6年連続で世界首位となった公算が大きい。

主力小型機「A320」シリーズが前年比5%増の602機となり、全体の8割弱を占めた。「A330シリーズ」は前年と同じ32機。「A350」シリーズは57機で、前年から11%減少した。

エアバスで民間航空機部門を統括するシェーラー最高経営責任者(CEO)は「新型機への持続的な需要が確認された」との認識を示した。ただ、キャンセルを差し引いた24年の受注数は826機と、前年から61%減少した。(共同)

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