米紙「行くべき旅先」に大阪、吉村知事「来訪客増える」

大阪府の吉村洋文知事は8日の記者会見で、米紙ニューヨーク・タイムズ電子版が世界の旅行先で「2025年に行くべき52カ所」に大阪を選出したことを受け、「非常に喜ばしいこと。(選出によって)海外から来る人も増えるだろう」と期待を述べた。
ニューヨーク・タイムズは大阪を「新しい緑地がある広大で先進的な都市」と紹介。4月13日開幕の25年国際博覧会(大阪・関西万博)や24年9月に一部開業したJR大阪駅北側の再開発地区「グラングリーン大阪(うめきた2期)」などを評価した。
大阪観光局の見通しでは、24年に大阪を訪れた外国人客数は1400万人に到達する。約160カ国・地域が参加する万博にも国内外から2820万人が来場する想定で、吉村氏は「大阪・関西の魅力を発信する絶好のチャンスだ」と語った。