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米年末休暇、旅行者数過去最多へ 人口の3割1.2億人推計

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【ワシントン=赤木俊介】米国で12月25日のクリスマスから年末にかけた「ホリデーシーズン」の旅行者数が過去最多を更新する見通しだ。全米自動車協会(AAA)がこのほど発表した推計では12月21日〜2025年1月1日の期間に、国内の旅行者数が米人口の3割以上にあたる1億1933万人に到達するとみている。

米国でクリスマスは祝日で、年末年始まで家族や友人と過ごすため長期休暇を取得する人も多い。11月の感謝祭と同じく、この時期の人出は米消費意欲を映すひとつのバロメーターとされる。AAAは感謝祭の期間についても国内旅行者が過去最高になるとの見通しを発表していた。

ホリデーシーズンの旅行者数は前年同期の実績からおよそ300万人増加し、新型コロナウイルスの感染が拡大する以前の19年の旅行者数もわずかに上回る。コロナ禍後の「リベンジ旅行」への意欲が旅行需要を支え続けている面もある。

AAA旅行部門バイスプレジデントのステイシー・バーバー氏は「今年のクリスマスは水曜日に当たるため、前後の週末に旅行者数が記録的な水準に達する見通しだ」と説明した。

AAAは旅行者の約9割が自動車を利用し、23年と比べ250万人増えると予測する。調査に協力した米レンタカー大手ハーツによると、西部のネバダ州ラスベガス、カリフォルニア州ロサンゼルス、ハワイ州オアフ島や南部フロリダ州オーランドでレンタカーの需要が伸びている。

飛行機の利用者数は約785万人に上ると予測した。AAAの調べでは飛行機代は前年同期比4%上昇したが、旅行者数は前年を上回り過去最多となる。バス、電車、クルーズ船の利用者数(447万人)も前年同期比で約10%増加しおよそ20年ぶりの高水準となる見込みだ。クルーズ船の利用者は年末のホリデーシーズンに増える傾向にある。

AAAによると、米国内で最も人気が高い旅行先は感謝祭休暇に続き、南部フロリダ州となった。海外の旅行先では中南米のドミニカ共和国、メキシコ、コスタリカなどが人気だ。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

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