10月の九州訪日客36万人 円安背景、過去2番目 航空便再開、中国の国慶節も寄与

福岡空港
福岡空港

九州運輸局が25日発表した10月の九州の訪日客数(速報値、クルーズ船を含まず)は前年同月比19・9%増の36万8923人と、単月で過去2番目に多かった。円安が背景にあり、今年2月以降、9カ月連続でその月の最多を更新した。

運輸局の担当者は「航空便の再開や増便に加え、大型連休の国慶節が重なり、中国の団体旅行客が増えた」と分析した。

空港・港湾別の入国者は、福岡空港が30万1357人と10月として最多を記録した。長崎県対馬市の2港(比田勝港と厳原港)は1万4066人、熊本空港は1万4383人だった。

同時に公表した8月の訪日客数の確定値は41万7350人だった。このうちクルーズ船での入国は前年同月の約13・9倍の10万2860人。国・地域別では韓国が全体の4割を占め、中国、台湾が続いた。

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