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ANA、初の「グラハン」競技会 離着陸支援の技競う

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全日本空輸(ANA)は12日、航空機の離着陸を地上で支援する「グランドハンドリング」で初の競技会を伊丹空港(大阪府豊中市)で開いた。ANAグループでグラハンを担う11社が参加し、手荷物の積み下ろしや航空機を所定の位置まで押し出す技能を競った。グラハンは人手不足や離職率の高さが課題となる。競技会を通じて社員の意欲向上と仕事の認知度を高めて採用拡大につなげる。

12日の競技会では、航空機に手荷物を積み下ろす「搭降載」と飛行機を所定の位置まで押し出す「プッシュバック」の技能を審査した。搭降載では重い荷物は下に置いて軽くて小さい荷物は上に載せて手荷物の破損を防ぐ必要がある。作業者同士が連携しながら制限時間内に的確に判断してできるかが問われた。プッシュバックも飛行機に見立てた軽量な訓練機材を人が歩く程度の低速で正確に所定の位置に押し出せているかを競った。

新型コロナウイルス禍でグラハン人材の離職が相次いだ。足元では働き手の数は回復しているが経験の浅い若年層が多く、地方空港を中心に離職率の高さも課題となっている。対策として航空業界では23年8月に連携組織「空港グランドハンドリング協会」を設立し、24年4月からはANAと日本航空(JAL)でグラハン社内資格を一部で実質的に共通化している。

ANAではグループの約5000人が国内空港でグラハンに従事する。これまで空港内で接客する旅客部門や客室乗務員(CA)の技能競技会はあったが、グラハンはなかった。25年度以降は国内の委託先企業も参加してもらう方針。ANAのグランドハンドリング企画部の曽原倫太郎部長は記者団に「モチベーションを高めて長く働ける環境をつくり、学生にもこうした素晴らしい仕事があると知ってほしい」と話した。

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