尾花沢タクシー、日本版ライドシェア参入へ 山形県で初
尾花沢タクシー(山形県尾花沢市)は12月中旬をめどに「日本版ライドシェア」のサービスを始める。東北運輸局山形運輸支局から7日付で許可された。山形県内では初めての参入。インバウンド(訪日外国人)など多くの観光客が訪れる3月末までの書き入れ時を中心に乗車需要に対応する。
尾花沢タクシーは主に東北有数の人気観光地・銀山温泉の夜景を見に訪れる日帰り客らの利用を想定する。運行時間は毎日午後4時から同8時台までで、利用には発着地のいずれかが尾花沢市内であることが必要になる。実施期間は2年間。
ドライバーは温泉旅館の従業員や農閑期のスイカ農家などから募り、同社が研修する予定だ。車両は同社所有のタクシーやドライバーの自家用車を用いる。渡会友補社長は「地域の実態に合い、かつ利用しやすいサービスに磨き上げたい」と話している。
日本版ライドシェアはタクシー会社の管理下で、一般ドライバーが有償で乗客を運ぶ。
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