独ルフトハンザ、米当局に罰金400万ドル支払いへ ユダヤ人搭乗拒否

10月15日、米運輸省はドイツ航空大手ルフトハンザが2022年5月にユダヤ人乗客に差別的な行為をした問題を巡り、同社が400万ドルの罰金を支払うことで同意したと発表した。写真は3月、フランクフルトの空港に駐機中のルフトハンザ機(2024年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ワシントン 15日 ロイター] - 米運輸省は15日、ドイツ航空大手ルフトハンザ(LHAG.DE)が2022年5月にユダヤ人乗客に差別的な行為をした問題を巡り、同社が400万ドルの罰金を支払うことで同意したと発表した。
同省によると、ルフトハンザは一部乗客の問題行動を理由に、フランクフルト発の乗り継ぎ便に搭乗しようとしたユダヤ人128人の搭乗を拒否した。乗客の大半は、正統派ユダヤ教徒の男性に一般に見られる格好をしていたという。
乗客は運輸省の聞き取り調査に対し、互いに面識がなかったにもかかわらず団体客のように扱われ、数人の問題行動を理由に全員の搭乗が拒否されたと語った。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」