2023年度の松山空港、利用者279万人 コロナ前の9割に
愛媛県が18日発表した2023年度の松山空港の利用状況によると、利用者数は前年度比26.8%増の279万6750人だった。国内線は20.8%増の266万793人だった。23年5月に新型コロナウイルスの感染症法上の扱いが5類に移行したことで国内旅行の旅客需要が回復した。国際線は3582.5%増の13万5957人だった。
松山空港の利用者数は18年度に過去最多の312万4467人に達したが、新型コロナ禍の影響で20年度に76万829人に減少した。23年度は18年度の約9割の水準まで回復した。
23年度の国際線の利用者数は大きく伸び過去最多を更新した。23年10月に韓国・ソウル線が増便で毎日運航になり、同年11月に韓国・釜山線が新規就航した。24年3月には台湾・台北線が運航を再開した。
路線ごとの割合を見ると羽田線の利用者が全体の54.4%を占めて最多だった。18%の伊丹線、9.4%の成田線と続いた。国際線の利用者は4.9%だった。
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